犬の酸素室って効果あるの?在宅ケアできるか不安…
酸素室は犬の呼吸をラクにするために必要なアイテムです。ただし飼い主さんの知識がないと、スムーズに在宅ケアをしてあげられません。
肺がんのチワワを酸素室で看取った経験があります
この記事では、犬の酸素室を使ってみて感じたデメリットと在宅ケアを通して感じたことをお伝えします。
- 費用がかかる
- 酸素濃度の調整
- 温度管理が大変
- 運転音がする
- 設置スペース
- 重症化の移動リスク
犬の酸素室に対する不安を解消してから、導入を検討しましょう。
大切な愛犬に安心して酸素室を使いたい人は、ぜひ最後まで読んでください。
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犬の酸素室デメリット6つ
実際に酸素室を使ってみて感じたデメリットは6つです。
- 費用がかかる
- 酸素濃度の調整
- 温度管理が大変
- 運転音がする
- 設置スペース
- 重症化の移動リスク
最初のうちは、酸素濃度の調整に苦戦しました。
費用がかかる
犬の酸素室は、購入・レンタルどちらも費用がかかります。
空気中の酸素を圧縮する酸素濃縮器が高いからです。
購入とレンタルの相場は、下記表のとおり。
購入 | レンタル |
---|---|
小・中型犬:約15万〜 | 小・中型犬:月あたり2.5万〜 |
大型犬:約23万〜 | 大型犬:月あたり3.2万〜 |
買うとなると、大きな出費だよ
犬の酸素室にお金がかかることは、覚悟しておきましょう。
酸素室のアウトレット商品については、こちらの記事を参考にしてください▼
酸素濃度の調整
酸素濃度の調整に慣れるまで、時間がかかりました。
適正な酸素濃度を保たないと、酸素室は効果がありません。
具体的には、こんな感じでドギマギしてました。
トイレシートやお水の交換(必死に)
犬の呼吸が苦しそうになる
酸素濃度が高すぎるのは負担
適正な濃度になるまで待つ
数値を見ながら調整する
ちなみに、私はジッパーで開閉するユニコムの酸素ケージを使いました。
酸素濃度計をみながらコントロールしたよ
酸素室の酸素濃度については、こちらの記事を参考にしてください▼
温度管理が大変
酸素ケージ内の温度管理には、かなり苦労しました。
密閉されたケージは、どうしても空気がこもりがちに。
- テント型は、エアコンの風を直接当てる
- ケース型は、エアコンの風は当てない
- 室温を下げる・上げる
- 直射日光は避ける
- 保冷剤・保温マットを入れる
夏に保冷剤を入れてみたけど、すぐ溶けた…
ケージを開けるのが手っ取り早いのですが、酸素濃度が下がるのが難点。
とくに夏・冬は、ケージ内に温度・湿度計を入れると安心です。
ケージ内の温度管理については、こちらの記事も参考にしてください▼
運転音がする
酸素室に入れっぱなしだったので、運転音が気になることも。
酸素濃縮器は、空気を圧縮するときの空気音と機械音が出ます。
個人的には、冷蔵庫よりもちょっと大きいぐらいの音でした。
- 静音タイプを選ぶ
- 延長ホースで酸素濃縮器とケージを離す
- 別の部屋で寝る
酸素濃縮器の性質上、運転音は避けられません。
いつしか運転音には慣れたけどね
設置スペース
酸素室は設置スペースを取りますし、場所を選ぶ必要があります。
酸素濃縮器とケージが置けて、お世話がしやすい場所がベスト。
- 電源コンセント
- 直射日光が当たらない
- エアコンの吹き出し方向
- 出し入れのしやすい広さ
- 犬が家族の様子を伺える
リビングと間仕切りの書斎においたよ、窓は北側1ヶ所のみ
酸素室はどこにでも置けるわけではないので、注意しましょう。
重症化の移動リスク
病気が重症化した場合、酸素室ごと移動ができません。
入院していれば獣医師が対応できますが、在宅ケアは移動のリスクが伴います。
看取り目的だったから、覚悟はしてた
- ペットの訪問診療を探す
- 短時間は、酸素スプレーで代用する
- 長時間は、ポータブル電源を使う
もしも通院が必要な状況になったときは、どう対応するか?
酸素室を使う前に、リスクを想定しておきましょう。
移動時に人間用の酸素スプレーを使うやり方はこちらの記事にまとめました▼
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犬の酸素室を使ってみて効果を感じたこと
結論、犬の酸素室を選択して本当によかったです。
酸素室の効果は、想像以上にありました。
- 呼吸がラクになった
- 熟睡している姿を見れた
- 咳の発作がおさまった
- 横たわることができた
- 入院のストレスがない
- やれることを最大限やった
- 自宅で看取れた
彼女は酸素ケージの中から、いつも私の動向を気にしていました。
最期の一瞬まで側にいたいのは、犬も同じ
文章では書ききれないほど、酸素室には心から感謝しています。
犬の酸素室ユーザーの口コミ
実際に酸素室を使ったことがある飼い主さんの口コミです。
- ほぼ寝たきりの犬が、自力で立てるようになった
- 心臓が悪く、毎日何回かに分けて使っている
- 酸素室があることが、心の拠り所になっている
- フレブルの熱中症対策で、念のため用意した
酸素室を使って良かったという口コミが多い印象でした。
飼い主さんは、愛犬にやれることを必死にやっているだけ、だからではないでしょうか。
家族である犬の健康は、何にも代えられないよね
犬の酸素室レンタルの口コミについては、こちらの記事を参考にしてください▼
まとめ:デメリットが気にならないほど犬の酸素室を使ってよかった
この記事では、犬の酸素室のデメリットと使ってみて良かったことをお伝えしました。
- 費用がかかる
- 酸素濃度の調整
- 温度管理が大変
- 運転音がする
- 設置スペース
- 重症化の移動リスク
酸素室を使うか迷っている人は、レンタルで試してみることをおすすめします。
なお中古品はメルカリでも販売されています。
- 酸素濃縮器には、ゼオライトの寿命がある
- 長年の保管や使用時間によっては十分な酸素濃度が得られない
- 犬の体重によって必要な酸素流量が異なる
この記事が、犬の酸素室を使った在宅ケアを選択する飼い主さんの一助になれば幸いです。